投資ファンドのキアコン(東京都渋谷区、社名の由来は気合と根性、ダイエー支援のスポンサーに名乗りを上げたことでも有名)さんの出資で、昨年6月に設立されたコールド・ストーン・クリーマリー・ジャパンが運営するアイスクリームショップで、佐野プレミアム・アウトレット店はその2号店として今年3月にオープンしています。
米国生まれで「マイナス9℃に冷やした石板の上で、アイスクリームとフルーツやナッツをミックスして、オリジナルなデザートをお作り」することがウリです(米国では1100店運営しているそうです)。
六本木ヒルズに出した1号店がマスメディアにたびたび取り上げられたこともあり、一気にブレイクしました。
午前7時半ごろ前橋を出発して、途中休むことなくひたすら国道50号線を佐野市に向けて走り続け、午前10時のアウトレットオープン時間ぴったりに現地到着。
(途中、足利市近辺のガソリンスタンドではレギュラーガソリン1リットル132円の看板がわんさか出ておりました。もちろん帰りに満タンにしてきました。不倶戴天の仇敵と言われる両毛丸善さんと松島石油さんの過酷な戦いの賜物と思います)
1番乗り確実と思って、スキップしながら店の前まで行くと、ゲゲッ、すでに人の列が出来ておりました。流行りものには弱い私ですが、世の中には同好の方々がいるもんです。
たかがアイスクリームですよ、それを朝早くからこの騒ぎ。
行列の人たちがうんざりしてるかと思いきや、炎天下にもかかわらず、どの顔もうれしそうなんですね。ついに、あのコールド・ストーン・クリーマリーのアイスクリームまでもう一歩のところまで来た、と言った喜びがにじみ出ているんです。殆ど全員エベレストの頂上を目のまえにした登山家状態。♪子供は喜び軒下かけり〜、犬は気圧されダウンする〜♪といった混乱が店の前で繰り広げられておりました。
50番目くらいの位置は確保できたので、アイスクリームだものそんなに待ち時間は掛からないだろうとタカをくくっていたのですが、そうした甘い考えを打ち砕いたのが、10時ちょっと過ぎに店の中から出てきた店員さんの一言。始め店員さんの登場に、おおッ!ついに開店かとどよめきが起きたのですが、店員さんの口から出た言葉は、11時にオープン致しますので今しばらくお待ち下さい、だと。
無慈悲な一言に、あたりの興奮は一瞬にして氷となりました。炎天下、砂漠の隊商にも似た一団が見たものは、実は、蜃気楼のオアシスだったのです。あと1時間、本物のオアシスを求めて、砂漠の隊商は再びさまよわなければならなくなりました。
その間にも行列は長くなるばかり。警備の人に行列の指導を受け、子羊たちは念仏のように「コールド・ストーン・クリーマリー・アイスクリーム、コールド・ストーン・・・」と唱え続けておりました(まあ、これは嘘ですが、心の中ではそう唱えて暑さを凌いだのだと思います)。
11時近くになって、店員さんが予めオーダーを聞いてしまおうとメニューを配り始めた時に人々の興奮は最高潮に達しました。1回目の配布で、このメニューが受け取れるか受け取れないかが、運命の分かれ目のような雰囲気で、このメニューは天国への切符にも似た扱われ方でした。
1回目のメニュー配布は私の後ろの人で終了。危うく2006年8月20日、コールド・ストーン・クリーマリー佐野プレミアムアウトレット店第一次入店団の選から漏れるところでした。後ろの人など馬券を買った人のように「来るかッ?来るかッ?」と盛んに言っておりました。
しかしですね、♪ハイホ〜ッ!ハイホ〜ーッ!♪と作業の手を休めずに合唱する店員さんたちに迎えられて入店するまでは、それからなお30分の時間が必要でした。
(お好み焼きの「道頓堀」で、「畏まりました、ポンポコポ〜ン!」と言われた時も魂消ましたが、「コールド・ストーン・アイスクリーム」の歌う店員さんたちにもびっくりです。労働がきついのでしょうか?労働に伴う歌というと、すぐに漁師さんとか、きこりさんとか、ボルガの舟歌を思い出してしまうものですから・・・冗談です。)
左はオーダーした「ベリーベリーグッド」と「アイランドライフ」と夏限定の「マンゴーなんとか」。美味しかったかって?アイスクリームを食べた後の水が、最高に美味しかったです。
※この記事は≪軽井沢まで何マイル?≫8月21日エントリー記事を転載したものです。

